☆はぐ☆カスタムブライスのブログ

カスタムブライスのブログ 不定期更新です

ブライス スペリオールタイプの解体 ノコギリを使わない方法 その①

今回はタイトルの通り、スペリオールタイプの解体 開頭?を紹介します。

スペリオールは頭を開けるのにノコギリが必要と言われますが、

人形をできるだけ傷つけないよう、ノコギリを使わない方法をお探しの方の参考になればと思います。

~~今回はブライスを解体して行きます。
人形とはいえ、頭の内部や目玉パーツ等の画像が出てきますので、苦手な方はご注意ください~~
食事中の方は後で見てくださいね(^^;

最初にカスタムするなら、絶対にラディエンス以降の子が簡単です。
ラディエンスの解体はジャバウォックス様のブログが非常に丁寧で分かりやすく説明されていましたので、こちらを参考にして下さい。

↓ジャバウォックス様のブログ↓
http://jabawocks.blog39.fc2.com/blog-entry-17.html

ジャバウォックス様のブログは私も何度も見て勉強しましたので、紹介させていただきましたm(__)m



※ご注意※
以下の方法は私が行っているモノで、
「これが正解」とか「絶対に失敗しない」と言うワケではありませんm(._.)m

※開頭には プラス/マイナスドライバーや、デザインナイフ、カッター等
刃物も使用しますので、ケガをする危険もあります! Σ(×_×;)!
十分にご注意願います。
上手く解体できなかった場合でも一切責任は負えません。
カスタムされる場合は、失敗やケガをする可能性もある事、また解体した場合はメーカー保証の対象になりませんので、リスクをご承知のうえで、自己責任で行って下さいm(__)m


今回解体した子はこちら
イメージ 1
キャンディカーニバル( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

画像では分かりにくいですが、髪の毛が傷んで少し変色してしまっているので、デフォルトヘアーを全て抜き、ウィッグを被せる予定です。

まずは服を脱がせて、髪の毛を縛ります
イメージ 2
後頭部のネジを外して
イメージ 3
無くさないように保管します


そして用意する物は
イメージ 4
「ドライヤー」

イメージ 5
まずは頭皮を外すため、
フェイスパーツと頭皮の境目に沿ってドライヤーの温風であたためます。

家庭用ドライヤーの熱ではブライス本体はなかなか変形したりはしませんので、ガンガンあっためます(念のため、あたため過ぎには注意して下さい)
※髪の毛は熱で傷みますので、基本的には髪を切ったり抜いたりしてウィッグを被せるのを前提で行います

十分にあたためてから、頭皮とフェイスパーツの境目部分を爪でグッと押したり
イメージ 6
髪の毛を引っ張っていくと
(※熱いので手袋をしています)

イメージ 7
境目からパリパリと剥がれてきます
※この時簡単にパリパリと剥がれる子は、接着が弱く外しやすいです
逆になかなか隙間ができない場合は苦戦する事になります(>_<

デザインナイフやカッターはできるだけ使用しません。
(最初はカッターでザクザク切っていましたが、頭皮を戻した時に隙間ができやすく、綺麗にくっつけるのが難しいので)

あっためては引っ張るの繰り返しで…
イメージ 8
頭皮パーツが少しずつ抜けてきます


イメージ 9
どうしても剥がれにくい所だけ、表面を薄く切って行きます
イメージ 10
深く切ると頭皮の「足」?の部分を切ってしまうので、カッターやナイフを使う場合でも、深く切らず、2ミリくらいで留めます
イメージ 11
この部分を残すと、頭皮を元に戻す時に接着がラクになります(^-^)v


後はグイグイ引っ張ると・・
イメージ 12
綺麗に抜けました(^^)d


ここからボディを先に外します
イメージ 13
頭を押さえて、ボディ部分を持ち上げるようにしてテコの原理みたいな?感じで隙間をつくり
イメージ 14
マイナスドライバーで隙間を拡げて
イメージ 15
ボディを外します

ブライスのフェイスパーツとボディ部分は意外と丈夫なのでけっこう力を入れても大丈夫です。
最初にカスタムした時はこの方法を知らず、首の隙間からフェイスに沿ってマイナスドライバーで無理やりこじ開けていたので、フェイス横が傷でガタガタになってしまいました(/o\)

他にも、僅かな隙間にデザインナイフの刃を入れてこじ開けようとして、デザインナイフを折ってしまった事もあります(。>д<)

そんな反省を踏まえて、「できるだけ傷を付けずに解体する」事と「仕上がりが綺麗になるように」を心がけていますd(^-^)


ボディが外れたら、様子を見ながら少しずつフェイスパーツを手で前後に拡げて行きます

上から見て隙間が無くしっかり接着されている部分は
イメージ 16
ドライヤーであたため
イメージ 17
デザインナイフを押し込むようにして接着剤を剥がして行きます。(この時けっこう力を入れるので、刃がすべって手を切らないよう気を付けてください)

根気よく、あっためてはグイグイと
繰り返して行くとフェイス側か後頭部が外れて来ます
イメージ 18
この子は後頭部が外れそうですね・・
(どうしても接着剤が強力で外れない場合は、80℃程の熱湯に浸けるとよいかもしれません)

接着の固い部分を切り、あっためては引っ張る
の繰り返しで、
イメージ 19
後頭部が外れました(^o^)v

ここまでくれば後はもう少し(^^;)))
今度はフェイスパーツと頭部パーツを外します
イメージ 20
内側からも暖め、根気よく同じ作業を続けて・・
イメージ 21
ついに外れました(^-^)/

長かった(;^_^A


(※前後どちらかのフェイスパーツが外れていればカスタムは出来ますので、外れにくい場合はそのままでも良いです、無理やり外すと破損する事があります(>_<))


イメージ 22
この時、ついでに頭部パーツの接着剤の残りを、デザインナイフや小さいヤスリ(100均で購入できます)で掃除しておくと、元に戻す時スムーズに接着できます
※組み立て時には、この頭部パーツと頭皮をまず接着して、前後フェイスパーツをネジ止めした後、最後にこの頭部パーツを上からカパッと接着すると綺麗に仕上がります


イメージ 23
アイギミックのネジを外して
イメージ 24
これも無くさないように保管


イメージ 25
最後にアイギミックをマイナスドライバーで外します

これはコツを掴むまでけっこう難しく、パーツに傷を付けてしまいやすいです(>_<)
(スペリオールタイプは特に固く外しにくいので、家族や友人の方にフェイスパーツを拡げてもらったほうが良いです)


イメージ 26
ついに全てのパーツが外れ、ようやくカスタムのスタートです

スペリオールタイプは接着の個体差が多いみたいで、中にはビックリするくらい簡単に外れる子やΣ(゜Д゜)

解体に一時間以上かかる子もいます(´д`|||)

根気が必要ですが、綺麗に仕上げるためスペリオールタイプはこの方法で解体しています(*^^*)



長文にお付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m
あまりに長くなりましたので、この後のカスタムはまたの機会に紹介します。

次回は頭皮パーツを外さない、スペリオール解体を紹介します。